不登校の話⑥:完全不登校だった3学期の記録(1月〜3月)と我が家の「家勉」ルール

娘の不登校
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前回の記事で、2学期の途中で「無理やり学校へ連れて行く」ことをやめた話をしました。

その結果、3学期はどうだったかというと、1日も登校しませんでした。

保健室登校などもゼロ。完全に家で過ごす毎日です。

今回は、そんな「完全不登校」だった3学期、娘と私がどのように家で過ごしていたか、そしてどんな思いで春を待っていたのかについて書きたいと思います。

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娘の様子は「安心」からの「ダラダラモード」

不登校のお子さんの中には、「学校に行けない自分」を責めてしまったり、罪悪感を感じてふさぎ込んでしまう子もいると聞きます。

しかし、うちの娘の場合は少し違いました。

「やったー!学校行かなくていいなんてラッキー!」と大声で喜ぶわけではありませんが、「あ、もう行かなくていいんだ…」という安心感とともに、

「じゃあ家でダラダラできるな〜」

「好きなことして過ごせるな〜」

という空気が、全身からにじみ出ている感じでした。

2学期のあの毎朝の緊張感が嘘のように、家では完全にリラックスモード。

親としては、その「行かなくていいんだ」とホッとしている姿に安心する反面、その気の抜けきったダラダラ感を見て、

「このまま『嫌なことはしなくていい』『家で楽していればいい』という生活が当たり前になってしまったらどうしよう」

「このまま不登校から将来ニートに……?」

そんな不安が頭をよぎらなかったと言えば嘘になります。

我が家のルール「学校に行かないなら、学校以上に勉強する」

そこで私は、娘にコンコンと言い聞かせ、あるルールを徹底することにしました。

「寂しいから行きたくないという気持ちはわかった。無理に行けとは言わない。その代わり、家ではしっかり勉強しよう。」

「今この時間は、みんな学校で授業を受けている。だからあなたも勉強をするべきだよね?」

「学校に行かないという選択は、みんなと違う道を行くということ。将来困らないように、むしろ学校に行っている子以上に実力をつけないといけないんだよ」

まだ1年生の娘には少し難しい理屈だったかもしれませんが、これをくどいくらいに言い聞かせました。

学校に行っていない分、ここで楽をしてはいけない。

その代わり、休み時間はYouTubeを見たりゲームをしたりしてもOK。

このメリハリをつけることで、娘も「勉強さえすれば自由にしていいんだ」と納得したようで、意外と素直に机に向かってくれました。

何より、あの精神も体力も削られる「朝のギャン泣きバトル」がなくなったこと。

それだけで、家の中のどんよりと淀んだ空気が晴れ、お互いに精神的な安定を取り戻せたのが一番大きかったかもしれません。

小1の家勉、実際に使った教材

では、実際に家で何を勉強していたかというと、基本は「国語」と「算数」です。

1. キャラクターの力を借りる

まずは本屋さんへ一緒に行き、娘が自分で選んだドリルを買いました。

当時娘が大好きだった「すみっコぐらし」のドリルです。

中身もカラーで可愛く、内容も分かりやすかったので、これは娘も楽しんでやっていました。

2. 100均ドリルと先取り学習

ただ、家で集中してやると、市販のドリルなんて1週間程度ですぐに終わってしまうんですよね。

なので、コスパを考えて100円ショップ(ダイソーなど)の学習ドリルもフル活用しました。これも意外と侮れないクオリティなんです。

それでも時間が余るので、1年生の範囲が終わった後は2年生の漢字や算数にも着手しました。

特に「九九」は娘が興味を持ったので、毎日少しずつ暗唱しながら覚えることにも挑戦しました。

3. 時間が余るので英語もたっぷりと

学校なら図工や音楽、体育がある時間も、家では勉強(座学)しかできません。

そうするとどうしても時間が余るので、空いた時間を英語学習に充てることにしました。

アルファベットの練習には、これまた娘が好きな「ちいかわ」のドリルを。

そして、私(シマリス)も大好きなイギリスの教科書的絵本「Oxford Reading Tree(キッパーシリーズ)」を導入しました。

このキッパーシリーズ、キャラクターが個性的でストーリーにオチがあって本当に面白いんです。

娘もすぐに気に入ってくれて、毎日一緒に読んだり音読したり。これは勉強というより、親子で楽しむ良い時間になりました。

私が仕事の日は「YouTube先生」にお任せ

私は当時週2~3日在宅勤務をしていたのですが、仕事中はつきっきりで勉強を見ることができません。

そんな時に頼りになったのが「動画学習」です。

ここで大活躍したのが、以前の記事でも書いた小島よしおさんです。

娘が学校に行き渋り始めた1年生の5月頃から、家での学習サポートとして彼のYouTubeチャンネル「おっぱっぴー小学校」にお世話になっていました。

小2算数「おっぱっぴー式九九」9のだん

わかりやすくて面白い動画のおかげで、娘はすっかりファンに。

そこへ来て、以前記事にしたイベントでの「生よしおさん」との出会いです。あそこで完全に心を掴まれ、親子共々大ファンになっていました。

なので、3学期の家での自習時間も、知っている(しかも会ったことのある!)先生が教えてくれる感覚で、喜んで見ていました。

他にも、基礎的な英文法の解説動画などを活用しました。

大事にしていたのは、「これを見なさい」と無理強いしないことです。

「こんな面白そうなのあるけど、どう?見てみる?」と選択肢を提示して、娘自身に選ばせるようにしていました。

3学期を「休息」にできた理由──「新設校」への転校

正直なところ、私が「3学期は無理させずに休ませよう」と腹を括れたのには、ある大きな理由がありました。

実は、娘は2年生から新しい小学校へ転校することが決まっていたのです。

私たちの住んでいる地域は、この少子化の時代には珍しく子供が急増しているエリアで、通っていた小学校もパンク状態。

そのため、すぐ近くに新しい小学校が建設されており、2年生になるタイミングでそこが開校することになっていました。

学区の関係で、娘はその「できたばかりの新設校」へ移ることになります。

「どうせ4月からは環境がガラッと変わる。」

「今の学校に執着して消耗するより、今はエネルギーを溜めて、新しい学校での『心機一転』に賭けよう」

そう思うことができたからこそ、3学期の完全不登校を受け入れることができました。

作戦名は「ピカピカの学校、いいよね〜」

とはいえ、環境が変われば必ず行けるようになる保証はありません。

逆に「新しい場所なんて怖い」と拒否反応が出るリスクもあります。

なので、あまりプレッシャーにならない程度に、でも期待を持たせるように、私はことあるごとにこう囁いていました。

「今度の学校、新築だから全部ピカピカらしいよ〜」

「できたばかりの新品の学校に通えるなんて、人生でそうそうないチャンスだよ!いいなぁ〜」

この「プラスの洗脳(?)」作戦が効いたのか、娘も

「全部ピカピカかあ。いいね!」

と、満更でもない様子。

過度な期待は禁物ですが、「行ってみたい」という小さな種を蒔きながら、静かに春を待ちました。

迷いと決断、そして祈りについて

こうして書くと、私が最初から割り切って冷静に対応していたように見えるかもしれませんが、実際はその真逆でした。

「私が仕事を辞めて、もっと娘に寄り添うべきでは?」

「フリースクールを検討したほうがいいのでは?」

水面下では、何が正解かわからない問いの連続でした。

それでも、仕事を辞めないという選択をしたこと、フリースクールにはいかなかったこと。

今振り返れば、それらの選択はすべて良い方向(娘にとっても私にとっても)につながっていました。

暗闇の中でどうやって心を保ち、どうやって一つ一つの決断を下していったのか。それを支えた「題目の力」については、長くなってしまうのでまた別の記事で詳しく書きたいと思います。

まとめ

こうして、勉強だけはしっかりやりつつ、基本的には家で穏やかに過ごした3学期が終わりました。

親子ともに、2学期の疲れを癒やすための「充電期間」だったのだと思います。

そして季節は巡り、いよいよ運命の4月。

ピカピカの新設校での2年生生活が幕を開けます。

果たして、私の「賭け」は勝ったのか?

次回、2年生編(復帰編)へ続きます。


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